大谷翔平選手は近年、目覚ましい筋肉増量を遂げました。
しかし、これが本当に彼のパフォーマンスにプラスに働いているのか?
それとも、筋肉のつけすぎによりケガの原因となっているのかについて議論が続いています。
この記事では、大谷翔平選手は筋肉のつけすぎなのか?
筋肉増量のメリットとデメリットについて詳しくお伝えしていきます。
大谷翔平の筋肉増量の背景
大谷翔平の筋肉比較ヤバすぎw pic.twitter.com/VjnRcRQdvW
— それいけ★¨̮あっきー【本垢】フォロバ祭り13 (@Akikun1124) March 6, 2023
大谷翔平選手がなぜ筋肉増量を決断したのか、その背景や目的について解説します。
筋肉増量の目的
大谷翔平選手は、2018年にメジャーリーグに挑戦して以来、投打の二刀流として活躍を続けています。
しかし、二刀流という特殊なスタイルは、肉体的にも精神的にも大きな負担を強いるものであり、大谷選手は常に体の限界に挑戦し続けてきました。
近年、大谷選手は投球時の球速アップや打撃時のパワーアップを目指し、筋肉増量に取り組むことを決意。
これは、二刀流というスタイルをより高いレベルで追求し、さらなる活躍を目指すための戦略的な選択と言えるでしょう。
具体的には、投球においては、より強い球を投げられるように、肩や腕の上半身の筋肉を強化することで球速アップを目指しています。
また、打撃においては、より遠くへ飛ばせるように、下半身や体幹の筋肉を強化することでパワーアップを目指しています。
大谷を知る同僚たちも巨大化する肉体に注目。チーム屈指の肉体美を誇るルイス・レンヒーフォ内野手は「そうだね、知っているよ。とんでもない筋肉だ」と目を丸くした。
引用:full-Count
大谷選手の筋肉増量は、単に体格を大きくすることではなく、投打の両面でパフォーマンスを向上させるための戦略的な取り組みであると言えるでしょう。
筋肉増量に至るトレーニング方法
大谷翔平選手が実践しているトレーニング方法と、その効果について説明します。
大谷翔平選手は、筋肉増量のために、独自のトレーニングプログラムを組んで実践しています。
そのトレーニング内容は、ウエイトトレーニング、体幹トレーニングなど多岐にわたります。
ウエイトトレーニングでは、バーベルやダンベルを用いて、肩、腕、背中、脚など全身の筋肉を鍛えています。
野球選手が目指すウエイトは
— 森 祐樹/Yuuki Mori (@moriyu_11) March 25, 2023
この大谷翔平選手のように
「軽そうにあげる」が大事かなと。
重さばかり気にして代償動作や
使わなくていい筋肉使って力みまくって
やっているとそれが癖づいて
野球した時にも身体の力みがよりでて
結局それがウエイトしたら
身体が動かなくなったなどに繋がってる説 pic.twitter.com/1knHgGAhmi
体幹トレーニングでは、プランクやサイドプランクなどを行い、体幹を強化することで、投球や打撃動作の安定性を高めています。
これらのトレーニングは、大谷選手の身体能力を最大限に引き出すために、専門のトレーナーと綿密に計画され、実行されています。
大谷は「1080スプリント」という機器を使ってトレーニングをした。腰付近に紐のついたベルトを巻いてショートダッシュを繰り返した。ダッシュ後はトレーナーの持つタブレット端末を確認。同製品のホームページによると、「1080スプリント」は負荷をかけてスピード、加速度などを測定する器具という。
引用:full-Count
その結果、大谷選手は、投球時の球速アップや打撃時のパワーアップを実現し、二刀流として更なる活躍を見せています。
大谷翔平の体重管理
筋肉増量後の体重管理について、大谷選手がどのように対応しているかを紹介します。
筋肉増量によって、体重が増加することは避けられません。
体重が増加しすぎると、体への負担が大きくなり、パフォーマンスが低下する可能性もあります。
そのため、大谷選手は、筋肉増量と同時に、体重管理にも力を入れています。
大谷選手は、体重管理のために、食事療法と運動療法を組み合わせています。
食事療法では、筋肉の成長に必要なタンパク質を摂取しながらも、脂肪の摂取量を制限することで、体重増加を抑えています。
運動療法では、有酸素運動を取り入れることで、脂肪燃焼を促進し、体重管理を行っています。
具体的には、大谷選手は、食事療法では、高タンパク質で低脂肪の食事を心がけています。
【食事編】 大谷翔平 VS ダルビッシュ有 pic.twitter.com/jMWy317Iy3
— キレホー@減量隊長 (@bcaafish) March 20, 2024
例えば、鶏むね肉や魚、卵などを積極的に摂取し、脂身の多い肉や揚げ物は控えています。
また、野菜や果物を多く食べることで、ビタミンやミネラルを摂取し、健康的な体重管理を心がけています。
筋肉の成長に必要なタンパク質を十分に摂取するため、肉や魚、卵などを中心とした食事をされていることは有名です。
運動療法では、ランニングや水泳など、有酸素運動も定期的に行っているとのこと。
有酸素運動は、脂肪燃焼を促進する効果があり、体重管理に効果的です。
大谷選手は、筋肉増量と体重管理を両立させることで、体への負担を軽減し、パフォーマンスを維持しています。
「今は(体重は)225パウンド(102kg)ですけど、そのままの体重で上げられる重量が増えれば、許容量が大きくなったことになる。そうやって年々、身体は強くなっているので、あとはそれをいかにプレーにつなげていくかですね」
引用:Number Web
大谷翔平の筋肉増量のメリット
大谷翔平またデカくなってない?やっぱり塩だけパスタとゆで卵なんだよな。 pic.twitter.com/CvarL6LSxN
— ポンデべッキオ (@pondebekkio) February 26, 2024
筋肉増量が、どのようにパフォーマンス向上に寄与するかについて見ていきます。
パフォーマンス向上
筋肉増量は、投球や打撃など、野球における様々な動作のパフォーマンス向上に大きく貢献します。
投球においては、肩や腕の筋肉を強化することで、より強い球を投げられるようになります。
また、体幹を強化することで、
- 投球動作の安定性
- コントロールの精度
これらを向上させることができます。
打撃においては、下半身や体幹の筋肉を強化することで、より遠くへ飛ばせるようになります。
また、腕の筋肉を強化することで、バットコントロールの精度を向上させることができます。
NHKの「筋肉体操」で有名な順天堂大学の教授「谷本道哉」氏は、こう答えています。
「身体が生み出すパワーは筋肉の大きさ、体積に比例します。そのためホームランバッターは、重たいバットを振るには腕の太さも含めて大胸筋、広背筋といった上半身の上部の筋肉も発達しています。
引用:web Sportiva
このように、筋肉増量は、投球、打撃など、野球における様々なパフォーマンス向上に貢献すると言えるでしょう。
ケガ予防の役割
筋肉増量がケガ予防に、どのように役立つのかを解説します。
筋肉は、身体を支え、関節を保護する役割を担っています。
筋肉増量によるケガ予防筋肉増量によるケガ予防筋肉量が増加することで、身体の安定性が高まり、関節への負担を軽減することができます。
そのため、筋肉増量は、ケガ予防に効果的です。
特に、野球では、投球や打撃動作など、身体に大きな負担がかかる動作が多く、ケガのリスクが高いスポーツです。
筋肉増量は、これらの動作による身体への負担を軽減し、ケガのリスクを低減する効果が期待できます。
例えば、肩の筋肉を強化することで、投球動作による肩への負担を軽減し、肩関節のケガを予防することができます。
大谷翔平の筋肉に圧死されたい pic.twitter.com/FRHVP4DyQH
— うみちゃんのさぶ垢だよ! (@umihashindayo) March 29, 2023
また、下半身の筋肉を強化することで、打撃動作による膝や足首への負担を軽減し、これらの関節のケガを予防することができます。
筋肉増量は、身体の安定性を高め、関節への負担を軽減することで、ケガのリスクを低減する効果が期待できる。
そのため、野球選手にとって非常に重要な要素と言えるでしょう。
大谷翔平の筋肉増量のデメリット
筋肉増量が、逆にケガのリスクを高める場合について解説します。
過剰な負荷によるケガのリスク
筋肉増量は、適切なトレーニング方法と食事管理によって行うことが重要です。
過剰な負荷をかけたり、無理なトレーニングをしたりすると、
- 筋肉や関節に負担がかかる
- 肉離れなどのケガを引き起こす可能性が上がる
- 疲労が蓄積し、疲労骨折などのケガにつながる
このように、ケガをするリスクが上がります。
柔軟性の低下
筋肉増量による柔軟性の低下が、パフォーマンスに与える影響について考察します。
筋肉量が増加すると、筋肉が硬くなり、柔軟性が低下する可能性があります。
柔軟性の低下は、身体の可動域を狭め、パフォーマンスを低下させる可能性があります。
大谷翔平選手のどこに驚いたって
— 🍓miechi🍓 (@MM_SM_RM) July 18, 2021
肩甲骨の柔軟性
昔誰かがこれをやってるの見て自分は出来なかったので毎日練習?したんだって
その努力も凄い pic.twitter.com/ARcYh9S92c
特に、野球では、投球や打撃動作など、身体の柔軟性が求められる動作が多く、柔軟性の低下はパフォーマンスに大きな影響を与えます。
柔軟性が低下すると、
- 球速の低下
- コントロールの乱れ
- バットの振り出しが遅くなる
- スイング軌道が狭くなる
このようなことに繋がります。
スタミナ消耗の増加
筋肉量の増加によるスタミナ消耗の増加と、その対策について説明します。
筋肉量が増加すると、基礎代謝が上がり、スタミナ消耗が大きくなる可能性があります。
スタミナ消耗が大きくなると、試合中の体力低下や疲労感を感じやすくなり、パフォーマンスが低下する可能性があります。
スタミナ消耗を抑制するためには、適切な食事管理が重要です。
そのため、大谷選手は栄養価が高い食時のみを行なっているんですね。
「大谷翔平は筋肉つけすぎなのか?」まとめ
以上「大谷翔平選手は筋肉のつけすぎなのか?」筋肉増量のメリットとデメリットについて解説してきました。
最後に簡単にまとめます。
- 大谷選手の筋肉増量の目的は、より強い球を投げられる、より遠くへ飛ばせるように
- 大谷選手の筋肉増量のメリット
・パフォーマンス向上
・ケガ予防の役割 - 大谷選手の筋肉増量のデメリット
・過剰な負荷によるケガのリスク
・柔軟性の低下
・スタミナ消耗の増加
大谷翔平選手の筋肉増量は、投打の二刀流という特殊なスタイルをより高いレベルで追求。
さらなる活躍を目指すため、戦略的な選択であると言えるでしょう。
筋肉増量は、
- 投球や打撃のパフォーマンス向上
- ケガ予防、
- 野球特有の体力向上
など、様々なメリットをもたらします。
しかし、一方で、
- 過剰な負荷によるケガのリスク
- 柔軟性の低下
- スタミナ消耗の増加
など、デメリットも存在します。
大谷翔平選手は、これらのメリットとデメリットを理解した上で、専門のトレーナーと連携。
綿密な計画に基づいたトレーニングと食事管理を行うことで、安全に筋肉増量に取り組んでいます。
大谷翔平選手は、今後も、さらなる体作りを目指し、投打の二刀流として活躍を続けることが期待されます。
進化し続ける大谷翔平選手の今後の活躍に注目しましょう。
大谷選手のドジャースの試合は、ABEMAプレミアム(14日間無料)で配信中。
大谷選手、山本由伸選手の所属するドジャースの試合をはじめ、鈴木誠也、今永昇太選手の所属するカブス戦、日本人選手の所属するチームの試合を中心に324試合が生中継されます。